多くのサラリーマン家庭で導入されているお小遣い制度。
もっと欲しいけどお小遣いは下がっていく一方で、節約しても工夫しても『全然足りない!』なんてサラリーマンは多いのではないでしょうか?
そこで今回は、色々な視点から見たサラリーマンのお小遣いの平均相場や、使い道等をご紹介していきます。
また、お小遣いを賢く節約する方法やお小遣いを増やす方法も紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
サラリーマンのお小遣いの平均は?

2010年以降の平均お小遣い額の推移です。
女性のデータは2014年以降しかありませんが、2010年以降全体としてお小遣いはじりじりと下がっています。
こちらの表以前ではありますが、ピークの1990年には1カ月当たり77,000円のお小遣いだったことから、ここ30年ほどで半分以下に落ち着いています。
1990年はちょうどバブルだったということもありますが、2017年には30年間で最低を記録しており、サラリーマンのお小遣い事情はとても厳しいといえるでしょう。
データ出典:新生銀行データより
平均年収と平均お小遣い

2010年以降サラリーマンのお小遣いは下がり続けていますが、年収は2010年以降上がり続けいて反比例している状態です。
ちなみに2017年の平均年収430万円というのは、2008年と同水準ではありますが、2008年の平均お小遣いは45,000円ほどだったので、同じ年収水準でも1万円ほど差がある状態です。
これは、日本の将来の社会保障への不安から消費よりも貯蓄に回す傾向がより強まった結果だと思われます。
ここ最近では、サラリーマンの飲み会なども極端に減っているといわれているので、こういったお小遣いの減額が要因ともいえそうです。
参考:サラリーマンの平均年収を徹底分析!20代30代40代50代での推移と中央値は?
年代別のお小遣いの平均は?

平均のお小遣い額では女性では20代、男性では50代が最も高い金額となっています。
女性は結婚するまでは比較的趣味や美容品など自分磨きに対してお金を使う傾向にあるようです。
一方男性は、子供が家を出ていく50代頃からお小遣いの金額も増えて、趣味などに充てるようになる傾向です。
また、それぞれの家庭環境でもお小遣いの金額が変わってくるので、こちらも確認してみましょう。
サラリーマン家庭環境によるお小遣い額

家庭環境別にみるとやはり未婚の方が一番高い傾向にあるようです。
自分に使えるお金が減るという理由で結婚しない人もいるので、やはり独身経済状況は余裕があるようです。
以外なのが、既婚・子供有・配偶者専業主婦というパターンのかたのお小遣いの額が子供無のパターンよりも高いという点でした。
サラリーマンのお小遣いの使い道は?

それではサラリーマンはどのようなお小遣いの使い方をしているのでしょうか?
男女別のTOP3がこちら。
お小遣いの使い道男性編
- ランチ代
- 趣味
- 飲み代
お小遣いの使い道女性編
- ランチ代
- 身だしなみ費用
- 携帯電話などの通信費
男女ともに1位はランチ代という結果となりました。
基本的にランチ代に関しては皆さんお小遣いの中からやりくりしている様子です。
男性は趣味や飲み代などの消費というイメージの高いものに使っているのに対して、女性は身だしなみや携帯料金など必要経費的な使い方をしているようです。
サラリーマンのランチ代の平均は?
サラリーマンやOLのお小遣いの使い道はどちらもランチ台という結果になりましたが、ではランチ代はどれくらい使われているのでしょうか?
こちらではランチ代の平均などをご紹介していきます。

男性では50代、女性では30代が一番ランチにお金をかけているという結果となりました。
男性ではお小遣い額が上昇することに比例して、ランチにもお金をかける人が増えているようです。
女性では20代から30代にかけて1万円近くお小遣いは減っているものの、1ヶ月にランチにかけるお金は20代と比べて3000円以上高くなっています。
サラリーマンのお小遣い節約方法は?
年収は上がれど毎年減り続けるサラリーマンのお小遣い、正直1ヶ月ランチ込みで3万7千円では足りないなんて方も多いはず!
アンケートでは8割以上のサラリーマンは何とか工夫してやりくりしていると答えているようですが、ではどのようにして節約を行いお小遣いをやりくりしているのでしょうか?
ランチ代を安くする

まずは、サラリーマンやOLで一番の大きな額でなおかつ毎日出費するランチを節約する方法です。
意外と多いのがランチを毎日ランチで済ませているという人。
こういう人は特に週に1回や2回でも良いのでお弁当にしてみると良いかもしれません。
外食ばかりだと栄養バランスも崩しやすくなるといわれているので、節約だけではなく健康管理の面からもお弁当はおすすめです。
飲み会に行く回数を減らす

1回あたり3000円から5000円もの出費になる飲み会。
同僚との飲み会に出席しても上司や取引先の愚痴ばかりで、上司と出席しても結局説教されるのが関の山。
付き合いが悪いといわれるのは覚悟の上でいっそ断ってみたらどうですか?
取引先との接待などどうしても断れない場合もありますが、断ることで時間も友好的に使えて時間もお金も得しちゃいますよ!
マイボトルを持参する

意外と高くつくのが毎日の飲み物代、ペットボトル1本150円といっても毎日買っていたらバカになりません。
スーパーやディスカウントストアという手もありますが、安くても80円くらいはしてしまいます。
そこでおすすめなのが、スーパーで売っている麦茶や緑茶などのティーパック。
物にもよりますが、ティーパックで入れたお茶であれば500mlであればなんと5円程度!
水筒がないという人は、水筒の購入という初期コストが発生しますが、1ヶ月から2カ月でそれも回収できちゃいますよ!
衝動買いをしないようにする

意外と大きな出費になるのがこの衝動買い。
思いつかなければ特にいらなかったものも、お店に立ち寄ってしまいいざ目にすると買いたくてたまらなくなってしまうもの。
こういった衝動買いを抑える一番の方法は、業務終了後は即座に帰宅することです。
好きなブランドの新商品や、季節限定のスイーツなど目に入らなければほしくもならないはずです!
参考:サラリーマンの持ち物ランキング!デキる男は持ち物から違う
コンビニに行かない

相当な田舎ではない限り、数百メートル歩くと1件はあるコンビニ。
とても便利でついつい行きたくなっちゃいますよね?
しかし、実はコンビニは節約にとっては最大の敵ともいえる存在なのです。
なぜなら、まずコンビニの商品はほとんどが定価販売です。
スーパーで購入すれば80円くらいで買えるドリンクは低下の150円。
ちょっとつまみたくなったお菓子などもほとんどが定価で販売されているので、ほかで購入するよりも割高になってしまうのです。
しかも1回の買い物が500円以内で済む場合がほとんどで、その金額からこれくらいならいいやとなってしまいやすいのです。
煙草をやめる

こちらは喫煙者限定にはなりますが、喫煙者であれば最もわかりやすい出費の一つですよね。
仮に1日1箱数方がタバコを止めることができれば、1箱×420円×30日で12600円もお小遣いを浮かせることができます。
1年で考えれば15万円以上のお金を浮かせることができるのです。
15万円もあればたいていの欲しいものは変えてしまいませんか?
クレジットカードや電子マネーを使う

クレジットカードや電子マネーはお金を使っている感覚がなくなるから節約には不向きとは言われますが実はそうでもないのです。
クレジットカードを利用するとポイントが付くことがほとんどで、100円当たり1ポイント作カードもあります。
お小遣いの利用分だけでは正直多くのポイントが付くわけではありませんが、生活費全般もクレジットカードを使用することにより、付きで1000円~2000円分んおポイントをためることもできます。
図書館を利用する

多くのビジネスパーソンは月に1冊や2冊の文庫本に、ビジネス雑誌など読んでいるのではないでしょうか。
しかし、本屋で本を購入するとなると文庫本は1冊辺理1500円から2000円、雑誌も1冊500円程度かかってしまいます。
そんなときにおすすめなのが、ほとんどの市町村に存在する図書館を利用するという方法です。
最近の図書館はビジネス雑誌なども多く取り揃えられており、新しく出版された本も早々に取り扱われているので、節約するにはとても良い方法なのです。
奥さんもお小遣い方式に変えてもらう

こちらは自分のお小遣いを節約する方法ではありませんが、家計全体の節約の方法としてご紹介します。
実は多くの場合サラリーマンはお小遣い制でも、専業主婦の奥さんはなんだかんだと言い訳をつけてお小遣い制ではないのです。
しかも、その奥さんの出費は意外と高く、女性ならではの出費の化粧品やママ友とのランチに子供と一緒におやつ、などなど細かいものの実は専業主婦の出費もそれなりにあるのです。
ただ、ママの付き合いは子供の友達関係にも影響があることもあるので、そこはしっかり夫婦で話し合って決めるのがいいですね。
サラリーマンがお小遣いを増やす方法は?

お小遣いを節約して使える好きなことに使えるお金を増やしている人で、正直もともとギリギリまで切り詰めているのでこれ以上は無理という人も多いのではないでしょうか?
減らすことが厳しいようであれば、もう増やすしかありません。
最近では、『働き方改革』が浸透してきており、徐々に副業を認める企業も増えてきました。
それではサラリーマンでも簡単にできる副業とはどのようなものがあるのでしょうか?
サラリーマンにおすすめの副業
まず、サラリーマンにおすすめの副業は、インターネットを利用した副業がおすすめです。
- アフィリエイト
- アドセンス
- 転売
特にこちらの3つの副業はPCとインターネット環境があれば、比較的簡単に始めることができるので、今人気の副業となっています。
おススメの副業に関してはこちらの記事に詳しく執筆しているのでぜひご覧ください。
参考:サラリーマンの副業オススメランキングTOP10!簡単に毎月5万を稼ぐ方法
サラリーマンにおすすめではない副業
では逆にサラリーマンにおすすめではない副業となどのようなものなのでしょうか?
サラリーマンにおすすめではない副業は、コンビニや飲食業などの身体を使ったアルバイトです。
時給単価で支払われるため、収入の見込みを立てやすいジャンルではありますが、インターネット系の副業と違い、レバレッジを聞かせることができません。
インターネット系の副業であれば、初めは収入が少ないかもしれませんが、それぞれを学ぶことにより、収入を2倍5倍10倍と増やしていくこともできるのです。
それに比べて上記のようアルバイトでは、時給はもらえるものの特別技術が身につくわけではないので、ずっと同じ給与で働き続けなければなりません。
サラリーマンの小遣い使い道まとめ

いかがでしたか?
サラリーマンであれば多くの方がお小遣いの節約の為工夫していると思います。
今回はそんなサラリーマンの方のお小遣いの平均相場や使い道などまとめてみました。
日々節約を頑張るのもいいことだとは思いますが、今回ご紹介したように副業などで収入を増やしてお小遣いの金額をあげる子方法もとてもおすすめです。
この記事を参考に副業も検討してみてくださいね。